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HDMI 1.4, 2.0, 2.1規格 違いをわかりやすく解説!「失敗して買い直し」をしない選び方

HDMI 1.4,20,2.1とは、HDMIの規格です。規格が異なるとできることも異なります。具体的には、フルHDまで表示できないものもあれば、4K,8K,10Kまで対応しているものもあります。今回はご自身にあったHDMIの選び方を紹介します。

【結論】失敗しないのは、HDMI2.0

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HDMIの「規格を理解するのも面倒くさい」「色々なメーカーが販売しているので、どれを買えばいいかわからない」、「オススメだけ教えろ!」という方には「HDMI2.0」の「アマゾンベーシック」をおすすめします。上記の商品を購入しておけば間違いないでしょう。Amazon ベーシックというAmazonのブランドで、安心安全ですし、他と比べて高いということはありません

※安いからといって、HDMI1.4の購入はお勧めできません。例えばSwitchと接続してゲームをする目的でHDMIを購入する場合、ゲームは60FPSまで対応しているのに、HDMI1.4だと30FPSしていないので本来のスペックを引き出せないことになるので注意してください。1.4と2.0の価格の差は、数百円程度のことが多いので、パフォーマンスが高く長く使える2.0がお勧めです。

Amazonベーシック以外を購入する方に注意していただきたいのは「2.0」などの規格表記がない格安HDMIは、粗悪品の可能性があるので避けるべきです!HDMIの規格認証はお金がかかります。安く販売している会社は規格の認証を取っていませんので、Amazonの販売ページやパッケージなどに規格をかけないのです。

規格認証をわざわざお金と手間をかけて取得しているということは、規格を表記してお客さんに提示してあげている信頼できる会社つまり商品の可能性が高いということです。

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HDMI 1.4,20,2.1の規格の違い

本題ですが、1.4,2.0.2.1の違いは、帯域幅です。帯域幅とは1秒間に送ることのできるデータ量のことです。秒間に送ることのできるデータ量が多いほど、高解像度の美しいまたは高リフレッシュの滑らかな映像が表示することが可能になります。

HDMIの規格別の帯域幅

  • HDMI 1.4:8.16 Gbps
  • HDMI 2.0:14.4 Gbps
  • HDMI 2.1:42.6 Gbps

1.4と2.0を比べると約2倍、2.0と2.1を42.6を比べると約3倍のスペックが上がります。

HDMI規格別の対応リフレッシュレート表

フルDH(1920×1080)WQHD(2560×1440)4K(3840×2160)5K(5120×2880)
HDMI 2,1240 Hz240 Hz240 Hz120 Hz
HDMI 2.0240 Hz144 Hz60 Hz30 Hz
HDMI 1.4144 Hz75 Hz30 Hz不可


多くの方にとてっては「2.0」で十分な性能だと思います。現状(2023年)「2.1」に対応しているテレビやモニターが少ないことからオーバースペックだと考えています。「2.1」はハイスペックな分、お値段もその分高いので未来を見据えて少々高くてもOKという方は、「2.1」でもいいかもしれません。「1.4」はフルHDに対応しています。まだフルHDで十分という方は「1.4」でも問題ないでしょう。

HDMIの主な3つの種類(タイプ)

選ぶときの注意すべきポイントは、両方の端子が種類ではないパターン。片方がタイプA、片方がタイプDになっているものなどがあるので自分が必要な種類を確認しましょう。

タイプA: HDMIと言われて多くの人が想像するのがタイプA

タイプAはモニターやテレビ、ゲーム機など幅広く使われています。

タイプC: ミニHDMI

タイプCのミニHDMIはカメラやビデオカメラなどの入出力端子になっていることがあります。

タイプD: マイクロHDMI

タイプDはスマホやタブレットをモニタに接続するためのHDMI。スマホ(Android)を充電するマイクロUSBとは別物なので注意してください。

HDMIのタイプ別の進化

HDMI 1.4

  1. 最大解像度:1080p(1920x1080ピクセル)での映像伝送がサポートされます。これはフルHD映像の再生に対応しています。
  2. 3D映像:HDMI 1.4は3D映像をサポートしており、対応するディスプレイと再生機器を使用することで3Dコンテンツを楽しむことができます。
  3. HDMIイーサネットチャネル:HDMI 1.4は、HDMIケーブルを使用してインターネット接続を共有するHDMIイーサネットチャネル(HEC)を導入しています。
  4. 音声伝送:HDMI 1.4は、高ビットレートオーディオフォーマットやDolby TrueHD、DTS-HDなどの高品質な音声コーデックの伝送に対応しています。

HDMI 2.0

  1. 最大解像度:4K(3840x2160ピクセル)での映像伝送が最大60フレーム/秒でサポートされます。これにより、より滑らかな映像再生が可能になります。
  2. 4:2:0サブサンプリング:HDMI 2.0では、4K映像を伝送する際に色情報を圧縮する4:2:0サブサンプリングが導入されています。これにより、高解像度映像の伝送に必要な帯域幅を削減します。
  3. ディスプレイストリーム圧縮(DSC):HDMI 2.0では、DSCによって高解像度の映像をより効率的に伝送することができます。
  4. 32チャンネル音声:HDMI 2.0は、最大32チャンネルの音声をサポートし、より高品質なオーディオ体験を提供します。

HDMI 2.1

  1. 最大解像度:8K(7680x4320ピクセル)での映像伝送が最大60フレーム/秒でサポートされます。また、4K解像度での最大120フレーム/秒の映像伝送も可能です。
  2. 帯域幅:HDMI 2.1は最大48 Gbpsの帯域幅をサポートし、高解像度や高フレームレート映像の伝送に対応します。
  3. Variable Refresh Rate(VRR):HDMI 2.1ではVRRによって、映像のティアリング(画面の乱れ)を防ぎ、より滑らかなゲームプレイを実現します。
  4. Auto Low Latency Mode(ALLM):HDMI 2.1はALLMをサポートし、ゲーム機とディスプレイが自動的に最適な遅延設定に切り替わることができます。
  5. Enhanced Audio Return Channel(eARC):HDMI 2.1ではeARCにより、より高品質なオーディオ伝送が可能になります


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