
HDMIケーブルが必要になりました。
購入HDMI 1.4, 2.0, 2.1で価格の差があります。
どれを購入すれば良いのでしょうか。
うむ、詳しく話せば長くなるのじゃ
今回の記事では
前半部分は、簡潔に知りたい方向け
後半部分では、詳しく知りたい方向け
にHDMIについて説明するのじゃ

HDMI1.4 / 2.0 / 2.1の主な違いは、モニターに表示される映像の美しさと動きのスムーズさ
まず「HDMI2.0」や「HDMI2.1」とは、HDMIの規格のことです。
HDMIは進化していて、性能が高くなっています。
これらのHDMIの規格の違いは、映像の美しさと動きのスムーズさにあります。
バージョンが新しくなるほど、映像がもっときれいになり、動きはよりスムーズになります。
専門的な用語だと、
映像の美しさは、主に解像度
動きのスムーズさは、リフレッシュレート
で定義されます。
映像の美しさは→ 解像度で表す
解像度とは、画面にどれだけ細かい絵や文字を表示できるかを表すものです。

画像の左側は、画像が荒くモザイクがかったように見えます。、
一方、右側の画像は右側よりも鮮明に見えますよね。
解像度とは、たくさんの「点」や「ピクセル」と呼ばれる小さな色のつぶが集まって、テレビやスマホの画面に絵や映像を作ります。
解像度が高いと、この点の数が多くなり、映像や写真がよりくっきり、細かく見えるます。
たとえば、4Kのテレビは、古いテレビよりも点の数が多いので、細かいところまでハッキリ見えるということです。
HDMI 1.4 / HDMI 2.0 /HDMI 2.1 の解像度の違い
項目 | HDMI 1.4 | HDMI 2.0 | HDMI 2.1 |
最大解像度 | 4K (3840x2160) | 4K (3840x2160) | 10K (10240x4320) |
HDMI 1.4とHDMI 2.0の解像度は同じで4K(3840×2160)に対応しています。HDMI2.1になると10kまで対応しています。
動きのスムーズさは、リフレッシュレートで表す
リフレッシュレートは、わかりやすく言うと動きのスムーズさを表します。

リフレッシュレートとは、1秒間にどれだけの絵が表示されるかを表す数字です。
画像の左は3枚の絵で動きを表現したもので、
右側が4枚の絵で 動きを表現したものです。
枚数が多い方が、動きの繋がりが合ってスムーズに動いてそうですよね。
一方、枚数が少ない方は、カクカクして見えそうです。
アニメやゲームでは、たくさんの絵を素早く連続して見せることで動いているように見えます。
例えば、1秒間に30枚の絵を見せると「30フレーム」と呼びます。
リフレッシュレートが低いと、表示される絵の数が少なくなるので、動きがカクカクして見えます。
逆に、リフレッシュレートが高いと、絵の数が多くなり、動きがなめらかに見えるんです。
パラパラ漫画を想像してもらえると、絵の数が多いほどスムーズに動いて見えるということです。
HDMI 1.4 / 2.0 / 2.1 のリフレッシュレートの違い
項目 | HDMI 1.4 | HDMI 2.0 | HDMI 2.1 |
最大リフレッシュレート(4K) | 30Hz | 60Hz | 120Hz |
最大リフレッシュレート(フルHD) | 120Hz | 240Hz | 240Hz |
使用目的 | 一般的な家庭用AV機 | 一般的な家庭用AV機、従来のゲーム機 | 最新のゲーム機や映像 |
HDMI1.4 2.0 2.1の使用目的と性能 早見表
項目 | HDMI 1.4 | HDMI 2.0 | HDMI 2.1 |
使用目的 | 一般的な家庭用AV機器、基本的なPC接続 | 一般的な家庭用AV機器、基本的なPC接続、4Kエンターテインメント、映像編集 | 次世代エンターテインメント、最新のゲーム機、プロフェッショナル用途 |
最大帯域幅 | 10.2 Gbps | 18 Gbps | 48 Gbps |
最大解像度 | 4K (3840x2160) 30Hz | 4K (3840x2160) 60Hz | 10K (10240x4320) 120Hz |
HDR対応 | 初期HDR対応 (一部限定) | HDR10, Dolby Vision, HLG対応 | 動的HDR (Dynamic HDR)対応 |
最大フレームレート(4K) | 30Hz | 4K 60Hz | 4K 120Hz, 8K 60Hz |
最大フレームレート(フルHD) | 120Hz | 240Hz | 240Hz |
色深度 | 8-bit | 10-bit | 12-bit |
オーディオリターンチャンネル (ARC) | サポート | サポート | Enhanced ARC (eARC) 対応 |
VRR (可変リフレッシュレート) | 非対応 | 非対応 | 対応 (ゲーム用途など) |
ALLM (自動低遅延モード) | 非対応 | 非対応 | 対応 |
Dynamic HDR | 非対応 | 非対応 | 対応 |
HDCP (著作権保護) | HDCP 1.4対応 | HDCP 2.2対応 | HDCP 2.3対応 |
上記の表のように違いがありますが、
購入する際にどのバージョンのHDMIケーブルを選ぶべきかは、何に利用するで決めると良いと思います。
例えば、仕事用なら、「美しさはあまりいらないない」HDMI2.0にしよう。
ゲームなら「美しくて、動きがスムーズな方がいい」、リフレッシュレートが120Hzまで出るHDMI2.1にしようなどです。
使用用途が決まれば、購入すべきHDMIの規格が見えてきます。
【注意】HDMI1.4は、基本的にはおすすめできない

HDMI1.4は安くても購入はおすすめできないのじゃ
一般的なビジネス用途としては、HDMI 1.4でも問題ない場合が多いのですが、将来的な互換性や高解像度コンテンツの利用を考慮するとおすすめできません。
また価格もHDMI2.0でも約700円から購入できるので、現状HDMI2.0が多く普及しており、HDMI1.4は古いタイプになっていますので、HDMI2.0以上の購入をおすすめします。
目的別の失敗しないHDMIケーブルの選び方とおすすめのケーブル
目的別では、HDMIの規格に加えて、価格と安全性と素材感の観点からコスパが良い商品をオススメします。
仕事用でコスパ重視なら、Amazonベーシック HDMI ケーブル


こちらは安心安全のAmazonベーシックです。特別にケーブルのこだわりがない方は、コスパ重視のこちらをお勧めします。
ゲームや映画を見る方は、Anker Ultra High Speed HDMI ケーブル HDMI 2.1

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口コミの評価が高く、利用体験が良いモバイル機器用の充電器やバッテリー、ケーブル、などを製造・販売するブランドです。
すでにHDMIケーブル2.0以下を持っている方は、UGREEN HDMI2.1 延長ケーブル


HDMI2.0以下のケーブルをすでにお持ちの方におすすめの延長ケーブルです。こちらを利用するとHDMI 2.1にアップグレードされます。
UGREENと聞きなれないブランドだなっと思う方もいらっしゃると思いますが、Amazonでコスパが良く、口コミの評価の高いガジェットやコードを数多く販売しているブランドです。

なるほど、ざっくりとHDMIのバージョンの違いがわかりました。
自分は、ゲーム用のHDMIが欲しかったのでHDMI2.1を購入します。
Goodじゃ!!
この章でHDMI簡単な説明と選び方編は終了じゃ
次章以降は、HDMIの詳しい説明をしていくのじゃ

HDMIとは?基本的な役割と重要性

この章からHDMI規格について詳しい説明をしていくのじゃ
深ぼって理解したい人向けじゃ
HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、
映像と音声を高品質で一度に伝送できるインターフェースです。
HDMIケーブルを使えば、1本で音声と映像を同時に伝送でき、デジタル方式のため信号劣化が少なく、
鮮明な映像や音を楽しむことができます。
HDMIケーブルは、テレビ、PC、ゲーム機、ストリーミングデバイス、プロジェクターなどの接続に使われ、
4Kや8Kといった高解像度映像にも対応しています。
さらに、HDMI規格は進化を続け、解像度やリフレッシュレート、音声品質の向上が図られています。
専門用語を理解する:解像度、帯域幅、リフレッシュレートとは?
解像度やリフレッシュレートは既に記載しているので、この章では省略します。
帯域幅とは?
帯域幅とは、HDMIケーブルが1秒間に伝送できるデータ量を表す指標です。
帯域幅が広いほど、より高解像度かつ高リフレッシュレートの映像を送信することが可能です。
HDMI 2.1では、48 Gbpsという非常に広い帯域幅を持ち、
これにより8K映像や4K 120Hz映像の滑らかな伝送が可能となっています。
HDRとは
HDR(ハイダイナミックレンジ)は、映像の明るい部分と暗い部分のコントラストを強調し、より自然でリアルな映像を再現する技術です。標準的なSDR(スタンダードダイナミックレンジ)映像と比較すると、明暗差が明確に表現され、映像の奥行きやディテールが際立ちます。HDMI 2.0以降、HDR技術に対応しているため、HDR対応テレビやモニターを使用する場合には、HDR対応HDMIケーブルの選択が推奨されます。
ARCとeARCの違い
ARC(オーディオリターンチャンネル)は、テレビとサウンドバーやAVアンプの間で音声を伝送する機能です。従来のARCでは、圧縮された音声フォーマットしか伝送できませんでしたが、HDMI 2.1のeARCは無圧縮の音声フォーマットに対応しており、Dolby AtmosやDTSなどの3Dオーディオフォーマットをサポートしています。これにより、映画館のような臨場感あふれるサウンド体験が家庭でも楽しめます。
ARC非対応の場合
もしARCに対応していないHDMIケーブルや機器を使用している場合、テレビからサウンドバーやアンプに音声を伝送するために別途オーディオケーブルが必要となります。ARC対応の機器に買い替えることを検討するか、追加のケーブルで対応する必要があります。
ARC対応のHDMI 2.1ならDolby Atmosも利用可能
HDMI 2.1のeARC機能を使用することで、Dolby Atmosなどの高度なオーディオフォーマットが無圧縮で伝送可能になります。特に、ホームシアターのセットアップを検討している場合には、eARC対応HDMIケーブルを選ぶことで、高品質な音響環境が実現できます。
DSCとは
DSC(Display Stream Compression)は、HDMI 2.1で導入された圧縮技術であり、高解像度の映像(8Kや10K)を効率的に伝送するために使用されます。この技術を活用することで、帯域幅を効率的に使用し、映像の品質を損なうことなく、滑らかな映像伝送を実現しています。
ARC対応のHDMI 2.1ならDolby Atmosも利用可能
HECは、HDMIケーブルを通じてイーサネット接続を共有できる機能です。この機能をサポートするケーブルを使用することで、複数のデバイス間でインターネット接続を共有し、余分なケーブルが不要になります。ネットワーク接続が必要なデバイスが多い場合には、この機能が非常に役立ちます。
HDMIケーブル認証について
HDMIケーブルは、さまざまなデバイスを接続するために使用され、映像や音声信号を高品質で伝送します。
しかし、ケーブルの品質が低いと、映像や音声が途切れたり、解像度やリフレッシュレートが正しく表示されないことがあります。
認証を受けたHDMIケーブルは、規格に準拠していることが保証されているため、信号の安定性や互換性に優れています。
認証されていないケーブルも市場には多く存在しますが、これらのケーブルは規定された性能を保証しておらず、
特に高解像度や高リフレッシュレートの映像を伝送する場合には問題が発生する可能性があります。
したがって、HDMIケーブルを選ぶ際には、認証の有無を確認することが非常に重要です。
HDMIケーブルの認証種類
HDMIケーブルには、主に以下の3つの認証が存在します。それぞれが異なる性能基準を持ち、対応する解像度や帯域幅が異なります。
2.1. スタンダードHDMIケーブル
このケーブルは、1080p(フルHD)解像度までの映像信号を伝送するために設計されており、主に古いテレビやブルーレイプレイヤーなどで使用されます。HDMIの初期規格に準拠しており、帯域幅は4.95 Gbpsに制限されています。フルHD(1080p)の映像や標準的な音声フォーマットを伝送するには十分ですが、4KやHDRには対応していません。
2.2. ハイスピードHDMIケーブル
ハイスピードHDMIケーブルは、4K(30Hz)や3D映像、HDRに対応しており、帯域幅は10.2 Gbpsまでサポートします。これは、HDMI 1.4規格に基づいて設計されており、4Kテレビや4Kブルーレイプレイヤーなど、より高解像度の映像を楽しみたいユーザーに適しています。また、オーディオリターンチャンネル(ARC)にも対応しており、サウンドバーやAVアンプとの接続に便利です。
2.3. ウルトラハイスピードHDMIケーブル
ウルトラハイスピードHDMIケーブルは、HDMI 2.1規格に準拠しており、8K(60Hz)や4K(120Hz)、さらには10Kといった超高解像度映像の伝送に対応しています。このケーブルは、帯域幅が48 Gbpsに拡大されており、HDRやDynamic HDR、VRR(可変リフレッシュレート)、eARC(Enhanced Audio Return Channel)などの高度な機能もサポートしています。
ウルトラハイスピードHDMIケーブルは、次世代のゲーム機(PS5やXbox Series X)や8Kテレビ、さらには高解像度の映像編集を行うプロフェッショナルユーザーにとって、必須のケーブルとなります。
HDMIケーブル認証プロセス
HDMIケーブルが認証を受けるためには、HDMI Licensing Administratorが定めるテストを通過する必要があります。このテストは、独立した認証機関によって実施され、以下のような項目をチェックします。
- 帯域幅: ケーブルが規定の帯域幅をサポートしているか。
- 互換性: 他のHDMIデバイスとの互換性があるかどうか。
- 信号品質: 信号が安定して伝送され、遅延やノイズが発生しないか。
- 耐久性: ケーブルが長期間の使用に耐えうるかどうか。
これらのテストに合格したケーブルには、HDMI認証マークが付与され、パッケージやケーブル本体にその認証情報が表示されます。
HDMIケーブルの認証マークと見分け方
認証済みのHDMIケーブルは、消費者が正しい製品を選びやすいように、パッケージやケーブル本体に認証マークが付いています。特に、ウルトラハイスピードHDMIケーブルには「Ultra High Speed HDMI Cable」と書かれたラベルが貼られており、これが公式の認証を受けた製品であることを示しています。
また、認証済みかどうかを見分けるには、次のポイントに注意すると良いです。
- パッケージのラベル: 認証されたケーブルには、HDMIロゴや「Certified」という文言がパッケージに記載されています。
- QRコード: ウルトラハイスピードHDMIケーブルには、パッケージにQRコードが付いており、これを読み取ることで公式アプリで認証情報を確認できます。
- 公式販売店: HDMI公式サイトには、認証済みケーブルを販売している公式の販売店情報が掲載されているので、信頼性の高い販売店で購入することも重要です。
認証済みケーブルを選ぶべき理由
認証済みのHDMIケーブルを選ぶことにはいくつかの大きな利点があります。
5.1. 安定した信号伝送
認証を受けたケーブルは、規定された帯域幅を確実にサポートしており、映像や音声が途切れることなく安定して伝送されます。特に、4Kや8Kといった高解像度の映像を伝送する場合、安定した伝送が必要不可欠です。
5.2. 互換性の保証
認証ケーブルは、幅広いHDMI対応デバイスとの互換性が確認されています。これにより、異なるバージョンのHDMIデバイスを接続する際にも、スムーズに動作します。特に、最新のゲーム機や4Kテレビ、プロジェクターなどで使用する場合、互換性が保証されていることで安心して使用できます。
5.3. 高耐久性
認証ケーブルは、厳しい耐久性テストをクリアしているため、長期間にわたって使用することが可能です。これにより、日常的な使用や頻繁な抜き差し、物理的な負荷にも耐えられる設計が施されています。
帯域幅の違い
HDMI2.0とHDMI2.1の大きな違いは、帯域幅です。
HDMI2.0は18Gbpsに対し、HDMI2.1は48Gbpsと大幅に増加しています。
これはデータ転送速度に大きな差をもたらします。
HDMI2.1はより高解像度の映像や高速なリフレッシュレートをサポートしており、特にゲーミングや映像編集などで重要な役割を果たします。
この帯域幅の向上により、より多くのデータを高速で転送でき、高解像度・高フレームレートの映像を滑らかに表示できます。
HDMI 2.1の主要技術解説:VRR、ALLM、eARC、Dynamic HDR
HDMI2.1のVRR(可変リフレッシュレート)
VRRは、リフレッシュレートをシーンに応じて動的に調整する技術です。
これにより、ゲームなどで急激な動きがあった際にも、映像がスムーズに表示され、ティアリング(画面のズレ)を防ぎます。
HDMI2.1対応機器では、この機能が利用可能です。
HDMI2.1の自動低遅延モード (ALLM)
ALLMは、HDMI2.1がサポートする遅延を最小限に抑えるモードです。
特にゲームやライブストリーミングにおいて重要で、入力遅延を自動的に低減し、プレイヤーがより素早く応答できる環境を提供します。
eARC(Enhanced Audio Return Channel)
eARCは、従来のARCよりも高品質なオーディオを伝送できる機能で、
特にホームシアターで高音質のサウンドを楽しむために重要です。
Dolby AtmosやDTSといった3Dサウンド形式にも対応しているため、
立体感のある臨場感あふれるオーディオ体験が可能です。
Dynamic HDR
Dynamic HDRは、シーンごとにHDRデータを動的に調整する技術で、
より豊かな色彩とコントラストを提供します。
これにより、映像の中の暗い部分と明るい部分のディテールがより鮮明に描写され、
リアリティのある映像を楽しむことができます。
HDMIケーブルの選び方
長さで選ぶ
HDMIケーブルの長さは、映像・音声の品質に大きく影響を与えます。適切な長さのケーブルを選ぶことは、映像・音声が劣化せずに伝送されるために非常に重要です。
短距離での使用(1〜2m)
テレビやモニター、ゲーム機など、近距離での接続が必要な場合、1〜2メートルのHDMIケーブルが最適です。この長さであれば、信号の劣化を心配する必要はほとんどなく、映像や音声が高品質で伝送されます。また、短距離での使用では、標準的なケーブル素材でも十分な性能を発揮します。
中距離での使用(3〜5m)
パソコンやAVアンプ、ホームシアターなど、中距離での接続には3〜5メートルのケーブルが一般的です。3メートルを超える長さのケーブルでは、信号の劣化が発生しやすくなるため、高品質なシールド構造や銀メッキ導体を持つケーブルを選ぶことが推奨されます。特に、4Kや8Kの高解像度映像を中距離で伝送する場合、適切な素材のケーブルを選ばないと映像が途切れたり、画質が低下することがあります。
長距離での使用(10m以上)
10メートル以上の長距離での接続を考えている場合は、さらに慎重なケーブル選びが必要です。長距離では信号の劣化が顕著になるため、アクティブHDMIケーブルや光ファイバーHDMIケーブルが推奨されます。
アクティブHDMIケーブル :
内蔵された電源供給機能により、長距離でも信号を強化して伝送することが可能です。
これにより、一般的なケーブルでは信号が途切れるような長距離でも、安定した映像・音声を保つことができます。
光ファイバーHDMIケーブル
光ファイバーを使用することで、電磁干渉を受けにくく、さらに長距離での信号伝送が可能です。
特に15メートル以上の距離で4Kや8K映像を伝送する場合に最適です。
ただし、通常のHDMIケーブルよりも高価で、取り扱いには注意が必要です。
ケーブルの素材で選ぶ
ケーブルの柔軟性と取り回しやすさ
設置環境によっては、ケーブルの柔軟性や取り回しやすさも重要なポイントになります。
特に壁掛けテレビや狭いスペースに設置する場合、ケーブルが硬すぎると取り回しが難しくなるため、柔軟性の高いケーブルを選ぶとよいです。
ケーブルの耐久性
頻繁に接続や取り外しを行う場合や、外部環境で使用する場合は、耐久性も重要な要素です。
ナイロン編みの外皮を持つケーブルや、強化コネクタを使用したものは、長期間の使用や物理的な負荷に対して耐久性があります。
- ナイロン編み外皮:耐久性が高く、ケーブルの寿命が長くなる。
コネクタの形状
HDMIケーブルのコネクタ形状にも注目しましょう。
標準のHDMIコネクタ(Type A)が一般的ですが、
HDMI Mini(Type C)やHDMI Micro(Type D)などの形状もあり、接続する機器に合わせて選ぶ必要があります。
ご自身に合ったコネクタを確認してから購入するようにしましょう。